NEDO Challenge, for BLUE ECONOMY

NEDO Challenge, for BLUE ECONOMY

NEDO懸賞金活用型プログラム/
広範囲な浅海における
短時間計測・観測システムの開発

2025年度~2027年度

2025年11月11日
プレイベント開催!

詳細はこちら

Newsニュース

Messageメッセージ

Coming Soon

About事業について

地球温暖化に伴う気候変動は、世界各地で深刻な影響をもたらしています。海面上昇による沿岸地域の浸食、台風やハリケーンの大型化、集中豪雨や洪水の増加、サンゴの白化、極域の氷床融解、森林火災や干ばつなど、その影響は多岐にわたります。

海洋は、人為的なCO2排出量の約4分の1を吸収しており(IPCC,2021)、気候変動の緩和において極めて重要な役割を果たしています。特に、沿岸海洋生態系によって固定・貯留される「ブルーカーボン」は、陸上森林に比べて面積当たりの炭素貯留量や速度、貯留期間に優れています。日本は世界有数の海洋国家であり、ブルーカーボンの創出を促進することで、地球温暖化防止に向けた新たなソリューションを開発できる環境にあります。

さらに、海洋環境や生物多様性の保全も喫緊の課題です。国際海事機関(IMO)では、船体に付着した生物の越境移動による生態系破壊防止のため、管理ガイドラインが策定されています。

こうした背景を踏まえ、本事業ではブルーカーボン産業の発展に寄与する革新的技術、および船体付着生物の把握・清掃につながる技術の創出を目的に、懸賞金型コンペティションを実施します。応募者の研究開発成果をもとにコンペティションを行い、目標水準を達成した方に懸賞金を交付することで、地球温暖化の緩和や生物多様性保全に貢献する技術開発を支援します。

Schedule Overview全体のスケジュール

  • 2025年10月29日~12月18日

    応募期間

  • 2025年11月11日

    プレイベント

  • 2025年12月下旬~2026年1月上旬

    書類審査

  • 2026年1月中旬

    結果発表

  • 2026年2月~4月

    開発

  • 2026年5月中旬

    1次コンペディション

  • 2026年6月~11月

    開発

  • 2026年12月頃

    2次コンペディション

  • 2027年1月~8月

    開発

  • 2027年9月頃~12月頃

    3次コンペディション

1st Competition1次コンペティション

本コンペティションでは、浅海域における革新的な計測・観測技術の開発を目指し、以下のテーマと部門で募集を行います。

テーマ1
大型藻類の生育状況の把握・計測
CO₂固定能力の高い大型藻類の養殖や利活用に向け、広範囲かつ高精度で生育状況をモニタリングする技術を募集します。
テーマ2
船底付着生物の把握
船舶を介した生物の越境移動防止や、船底点検・清掃の自動化に向け、船底状態のマッピング・付着生物の把握技術を募集します。
部門1 水中ロボットの外乱制御(共通)
潮流や乱流などの外乱下で、AUV・ROV等の水中ロボットが安定航行し、広範囲を迅速に計測できる制御技術を競います。
部門2 水中における自己位置把握(共通)
GPSが使えない水中で、ロボットが正確に自己位置を推定する技術を競います。
部門3 藻類の計測・解析技術
大型藻類の体積・湿重量を推定するための3次元計測・解析技術を競います。
-
部門4 自由技術部門
既存技術にとらわれない、大型藻類モニタリングの革新的ソリューションを募集します。
-
部門5 - 船底マッピング・船底状態の把握
船底の形状をマッピングし、バイオフィルムや付着生物の状態を迅速・正確に判定する技術を競います。

スケジュール

  1. 応募

    2025年10月29日~12月18日

  2. 書類審査

    ~1月中旬

  3. 開発
    (約3カ月間)

    2026年2月~4月

  4. 1次コンペディション

    2026年5月中旬

  5. 表彰

    2026年5月下旬

1次コンペティションの日時・実施場所

日時:2026年5月中旬※(TBD)

場所:静岡県沼津市 平沢マリンセンター

※日時は決まり次第、1次書類審査通過者へ個別にご連絡いたします。

1次コンペティション競技ルール

1次コンペティションの競技ルールは決定次第(1次書類審査結果公表までに)追って公開いたします。その際、安全に関する注意事項(機体の回収)等についても合わせてお知らせします。

2nd Competition2次コンペティション

Coming Soon

3rd Competition3次コンペティション

Coming Soon

Apply & Process応募方法と選考プロセス

1次コンペティション

<応募期間>

2025年10月29日(水)~2025年12月18日(木)正午

<応募書類>

以下から提出書類一式をダウンロードし、必要事項を記入してください。指定された様式以外での応募は認められません。

【応募申請書】(Word)

<応募要項>

お申し込みにあたりましては、応募要項(PDF)をご確認ください。

<提出先>

以下受付フォームより提出してください。締め切りを過ぎての提出や応募受付完了後の書類等の変更、差し替えは認められません。

1次コンペティション
受付フォーム

マッチングの機会提供

コンペティションへの参加に向けたチーミングを支援するため、事業者間のマッチングの機会を提供します。

<応募方法>

マッチングを希望される方は以下の応募フォームより、お申し込みください。

マッチングプログラム
応募フォーム

<応募締切>

11月21日(金)正午
※最終締切は11月21日正午ですが、コンペティションへの提案に向けた調整には、NDA等の締結の手続きが必要な場合もあるため、締切日を待たずに調整いただくことを推奨いたします。マッチング機会の提供は締切を待たずに随時実施いたします。

<応募対象>

NEDO Challenge for BLUE ECONOMY への応募を検討されている方

DevEnvironment試験環境の提供

開発期間中に日にちを指定した上で、無償で海洋実環境を提供いたします。

場所は1次コンペティション会場の静岡県沼津市平沢マリンセンターを予定しております。

Judging審査

1次コンペティションの審査方法

1次コンペティションでは、事前に書類審査を行い、1次コンペティション出場者を選抜します。1次コンペティションでは、部門ごとに競技ルールと審査基準を定め、競技の順位で競います。審査基準については、応募要項をご参照ください。

1次書類審査の結果

2026年1月中旬~下旬 公表予定

1次コンペティションの結果

2026年5月下旬 公表予定

Prize懸賞金

部門懸賞金額
部門1:
水中ロボットの
外乱制御
1位:200万円
2位:150万円
3位:100万円
学生賞:100万円
部門2:
水中における
自己位置把握
1位:200万円
2位:150万円
3位:100万円
学生賞:100万円
部門3:
藻類の計測・
解析技術
1位:350万円
2位:250万円
3位:100万円
学生賞:100万円
部門4:
自由技術部門
1位:200万円
2位:150万円
3位:100万円
学生賞:100万円
部門5:
船底マッピング・
船底状態の把握
1位:200万円
2位:150万円
3位:100万円
学生賞:100万円
  • 賞金を受領したチームは、原則、2次コンペティションおよび3次コンペティションに進むことを必須とします。
  • 上位3位までには選定されなかったが、学生の内、優秀な成績を収めたものについては、特別賞100万円(学生賞)を授与します。
  • いずれの賞も、審査の結果、該当なしとなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

FAQよくあるご質問

【応募について】
海外の機関も応募可能か。
海外の機関の応募は不可となります。応募対象は日本国内のグループ・法人です。個人で応募する場合は日本国籍を有していることを応募の要件とします。
応募にあたり、海外の関係会社(完全子会社)に委託することは可能か。
応募者は日本国内の個人・グループ・法人でなければなりませんが、海外の関係会社については、以下の扱いとします。
・日本法人と資本関係のある子会社の場合:応募者に含めることができる。
・日本法人と資本関係のない別会社の場合:応募者に含めることはできないが、委託あるいは外注により、提案の一部設計/製作を担うことができる。
国の競争的研究費を用いているものは問題ないか。
部分的に競争的研究費を用いているものは、応募対象として問題ありません。部分的に競争的研究費を用いているものは、追加でヒアリングを実施し確認することがあります。
他のNEDO案件と並行して応募可能か。
全く同一の内容でなければ、応募可能です。
他の受託事業・補助金等を受けているテーマで応募しても問題ないか。
国の補助金・受託事業と全く同一の内容での応募は認められません。
すでに技術開発している成果(まだ市場に出ていないもの)をベースに仕立て直すのもよいか。
本事業をきっかけに事業化や社会実装に向けた取り組みを開始するものも応募対象とします。ただし、すでに開発された技術に関しては、応募者が権利を有しているものである必要があります。
審査委員が所属する企業から応募してもよいか。
応募可能です。ただし、審査委員は応募時点では非公開となっているため、審査委員のうち、各応募者と利害関係を有するものは、その応募者についての審査から外れます。
代表者もしくはメンバーを分ければ1社から複数応募可能か。
代表者の重複がなければ、同一の企業や団体であっても別応募者とみなします。重複がある場合は、提案を1つにまとめる等、提案の質を上げることにより重複応募を回避してください。
求められる成果物のレベルはどの程度か。
1次書類審査は構想で構いません。1次コンペティションではプロトタイプが出来ていることをコンペ出場の要件とします。
応募者資格の「NEDOの必要とする措置を適切に遂行できる必要」とは何か。
応募要項に記載のプロセスや各種手続き、期限等を守っていただくことを指しています。
どのテーマが適しているか、事務局に相談させていただくことは可能か。
テーマ選定について、お問い合わせいただければ柔軟に相談に応じます。
応募受付期間中であれば、内容を修正して再提出可能か。
提案書の再提出は可能です。方法は以下2通りあります。
・応募フォーム経由で再登録、再提出。(応募者メンバー変更も含むような大きな変更の場合)
・問い合わせメール経由で、提案書のみを再提出。(提案書のみの軽微な変更の場合)
スタートアップが機関投資家から資金調達を行っている場合、応募は可能か。
スタートアップ等について、機関投資家等から資金調達を行っている場合であっても応募可能です。
【提案書について】
提案書には、文字以外にも図などを入れてもよいか。
文章を補足するための簡単な図または表を各項目最大2点追加することが可能です。
提案書の「実施スケジュール」の部分は具体的にどのように書けばよいか。
1次書類審査通過後から1次コンペティションまでの(2026年2月~2026年4月)のスケジュールを月別に記載してください。
提案書に不備等ないか事前に確認いただけるか。
事務局による応募内容の事前チェックは致しかねます。ただし、締切りより早く提出いただいた場合、書類に不備があれば事務局より指摘し、締切りまでに修正・再提出いただくことは可能です。
【応募書類について】
応募用紙の住所や連絡先は会社のものと個人のものどちらを記載すればよいか。
法人として応募する場合は申請書に法人情報を、所属する法人に関係なく個人として応募する場合は個人の情報を記入して応募してください。
2社以上でコンソーシアムを組む際は、応募の参加団体欄には複数社名を記入するだけでよいか。その他要件はあるか。
コンソーシアムの構成員企業については代表機関と同じ資格要件を備えている必要があります。従いまして、応募申請書のなかに代表機関と同様、団体概要と連絡担当窓口を複数社すべて、ご記載ください。
代表者ならびにメンバー全員の名前を記載する必要があるか。
代表者ならびにメンバー全員の名前を記載してください。
【メンバーについて】
コンソーシアムを組む場合、代表企業以外も公開してもらうことは可能か。
代表企業のみでも、全企業公開でも問題ございません。
途中で個人応募から法人応募に切り替えることは可能か。
エントリー形態を法人応募に切り替えることについては、特に問題ございません。変更される場合にはなるべく早めにお決めいただければと思います。決まりましたら事務局までお知らせください。
途中からメンバー追加は可能か。
可能です。早めの申請をお願いします。
【懸賞金について】
今回の懸賞金制度は、助成金制度の一種のような位置づけか。
本事業における懸賞金は助成金とはそもそもの性質を異にするものでございます。なお公募要項上、助成金の支払い時に用いられる「精算払い」との文言がありますが、これは単に懸賞金受給者が確定したのちに一括で懸賞金が支払われるという意味であり、実費負担等の概念とは異なるものとご理解いただけますと幸いです。
受賞できなかった場合は、一切金銭的な補助はないのか。
金銭的な補助はございません。
【知的財産権等について】
1次審査を通過し、システム開発をしたものについては、応募者のビジネスモデルとして使うことができるか。
本事業において発生したすべての知的財産については、応募者に帰属することとなります。従いまして、この度開発された知的財産を活用してビジネスを企画実施していくことについて制約はございません。
システムのソースコードや詳細図面は提示する必要があるか。
ソースコードや詳細図面の提出を求めることはありません。
知的財産権は守られるのか。
本事業において発生したすべての知的財産については、応募者に帰属することとなります。従いまして、この度開発された知的財産を活用してビジネスを運営していくことについて制約はございません。
開発期間中に事業化/利益化してもよいか。
開発期間中に事業化/利益化しても構いません。

Contactお問い合わせ先

NEDO Challenge for BLUE ECONOMY 運営事務局

お問い合わせ先:info[at]blue-economy-challenge.jp [at]は@に置き換えて下さい。